magic-Talker's EP-7000J(1)
さて前ページで触れたマジック・トーカーズEP-7000Jですが、機能面から始めましょう。
- 基本的にはいろいろなシーン別に分類された膨大な量の会話文を読み上げる、そしてそのスクリプトが液晶ディスプレーにリアルタイムで表示されるということです。
- ではいろいろなシーンとはどのようなものでしょう。まず日常会話(Dairy)、海外英会話(Travel)、ビジネス英会話(Business)、聞き取り用文章(L/C: Listening Comprehension)という4つの章に分けられています。
- そしておのおのの章の中がチャプターという区分けでシーン別に分けられています。たとえばDairyの章の中に、feeling(感情)、shopping、foodsなどと分かれているわけです。それがさらにsectionという区分けで細かいシーン別に分かれます。さらにその中に複数のトピックと呼ばれる会話に分けられている、といった具合です。添付してくる496ページにも及ぶスクリプトからその膨大さは分かります。
- 機能的にはその読み上げをする際に、スピード、センテンス間の待ち時間、ロールプレイのできる設定などいろいろついてくると言うわけですね。また章、チャプター、セクション間の移動は液晶を観ながらできます。放っておけば、順番にどんどん進んでいきます。
- レベルですが、L/C以外の章ではほとんど単文での会話のやりとりです。レベル的には「基本」のレベルですが、各表現にもいろいろなパターンの表現が織り込まれておりその辺の物足りなさはありません。L/Cの部分だけはちょっと長くTOEIC600〜800の人では一回でまずすらすらとは分かんない、そんなレベルです。
- 操作系はあの小さなボディーにあれだけの機能を詰め込んだため、最初は取扱説明書で概要を理解する必要があるでしょう。まあそれでも少し使えばすぐに覚えてしまうレベルですし、スイッチ類の操作もビープ音で確認でき曖昧感はありません。
- 使い方は1)聞いて理解する、2)リピートする、あるいはシャドウイングする、の二つに絞られると思います。レベル的にはそんなに高くないので、たとえば私の場合はスピードはfast、待ち時間1秒でどんどんリピートしてみましたが、L/C以外はほぼ100%可能です。
- そうするとどのようなレベルの人がもっとも適した対象となるでしょう。広告サイトにはTOEICレベルが300〜850点とありますが、それでは私の実力表では5級以下から2級前半ということになりあまりにも広いので私なりのコメントを次ページで。